FD活動の一環として、相互授業参観および授業評価アンケートが実施されております。相互授業参観としては、本学所属の全ての教員が各自の講義を年1回公開すること、他の教員の講義を参観し相互評価を行なうことを義務付けております。また、春秋の各学期末には講義についての学生による授業評価アンケートを行い、各教員は評価に対しての回答等をFDシートによりフィードバックすることにより、授業改善に結びつける取り組みを行っております。
総合的学士力を高めるためのリメディアル教育関連授業を効果的に運用するために、先進校の現場を視察しました。今年度から講義運営を大きく改善したキャリア開発1(数学基礎力の育成)では学力別クラス分けを実施し、また講義と連係した時間外学習支援体制を構築したことから、同様の取り組みを数年前から行っている千歳科学技術大学を視察しました。
視察では、3コマ連続で実施される数学授業に参加させて頂くとともに、E-leraning やティーチングアシスタントを活用した講義運営などに関して意見交換を行いました。
より教育効果の高いリメディアル教育の実践方法を検討するために、平成22年度はリメディアル教育学会全国大会、シンポジウム「大学のアクティブラーニング」(河合塾)およびFDフォーラム(大学コンソーシアム京都)に参加しました。これらに参加することで、リメディアル教育、ならびにアクティブラーニングを主体とした授業の実践方法に関する各大学の取り組みについて情報を得ることができました。