情報ビジネス学部では、授業と連動した様々な実践的教育プログラムを実施しています。学生は、自らの自律的な体験学習と現場での様々な専門家や社会人との交流、また担当教員による教育的な指導により、自らが専攻する学問やその関連領域に対する理解と学習意欲を高めていきます。
チャレンジショップは実際の店舗経営の企画立案・運営を通じてビジネスに関する学問領域の知識を体験的に学習すること目的としています。また、店舗は豊橋駅前商店街に立地していることもあり、単なる事業運営だけでなく、商店街自治活動への参加や活性化問題を含めた学生と地域の交流もその内容としています。
チャレンジショップ自体の企画・運営は、メンバーである学生の自主的な活動として行われています。平成22年度は、紅茶及び珈琲関連商品の店「ちっぷむんく」を7月31日に開店しました。メンバーは情報ビジネス学部13名と短期大学部キャリアプランニグ科3名です。
チャレンジショップの活動を通して、浜松で高齢者向けサービス事業を行っている方との出会いがあり、チャレンジショップ学生に対して「(チャレンジショップで)高齢者向けサービス(社会起業)をしてみては」というご提案を頂きました。そこで、社会起業を目指した企画書作成を目的に、商店街における市場調査をスタートさせました。
本年度は、店舗活動以外に、豊橋三大学によるサマーカレッジチャレンジショップ実行委員会へのメンバー派遣、ソーシャルビ・ジネス(社会起業)に関する研究と実験的事業の企画・実践、第14回バイオフィリアリハビリテーション医学会総会においてポスター発表 を行いました。
インターンシップは学生個々のキャリア開発と将来設計の具体的な指針に役立てることを目的としています。産学連携による創造的な人材を育成するための実践的なプログラムであり、本学では主に当地域の企業、行政機関、施設などの協力のもと1998年から実施されています。
以下の4つの学習・経験を通して、就業についての意識を深めるとともに、考察力、文書作成能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などの向上を図ります。
1.事前学習:受入先事務所とのマッチング(特別講義)
本年度からの試みとして、当地域における協力企業による特別講義を実施しました。①豊橋商工会議所から当地域の企業情報誌を戴き、就職支援担当者による就職やインターン受入の状況、②社会インフラを担う企業の人事担当者からは多彩な事業で構成するグループ企業と実習の概要、そして③情報サービス業の経営者による海外展開を進める事業と教育担当者による社内教育の講義をして頂きました。
2.実習(8月、9月)
本年度の実習先は以下の通りです。実習は8~9月に行われ、期間は5~10日間でした。
情報ビジネス学部では3年次の専門科目の学習目標としてビジネスプランの作成と各地域において開催されるビジネスプランコンテストへの参加を学生に推奨しています。ビジネス系の専門科目に加え、これらを横断的につなぎ、実践的な知識の習得を目標とする『ビジネスプランニング』、『ビジネスプランニング演習』、『演習/実習B(ビジネスプレゼンテーション)』といったビジネスプランの作成とコンテストに対応する専門科目を開講し、学生による自律的学習の促進を図っています。
1.試作品制作のサポート
試作品の製作は基本的に学生の自主的な行動によるものですが、専門的な技術を要する場合などにおいては、大学として、学内外に協力者を求めてきました。本年度は、試作品の製作(技術・製作の協力や素材提供)以外に、関連市場の市場動向やニーズ、機能性の実験など、ビジネスプランのソフト面に関するアドバイスを得ることができました。
2.ブラッシュアップ、引率
ビジネスプランのブラッシュアップ、最終審査会や表彰式など、学外における学生活動は非常に重要な学習機会になります。従って、これらに際しては、授業担当者、本事業担当者及び事務局担当者が引率同行しています。本年度のコンテストに関連した活動スケジュールは以下の通りです。